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みちこの不思議な想い出

JUGEMテーマ:健康
みちこが高校生になったころ、よく夜更けまでふたりで話をしていました。

好きな芸能人の話とか、欲しいものとか、ごく普通の話です。

姉妹で仲が良かったほうだと思いますが、しみがいつも具合が悪く学校を休んでいて、寝込んでいたので、小さいころはあまり話しませんでした。

うちへ帰ってくると病気のお姉ちゃんが青い顔してる→うちにいても面白くない→友達の家に遊びに行く、という感じでみちこが高校にあがるくらいまではあまり話が合いませんでした。

高校のころになると、将来が気になります。みちこも、「大学に行きたい」と話すようになりました。しかし家は大学に出すお金ががないので専門学校か短大しか出せないと言われ、ひどく落ち込んでいたようです。

12時を回って、そろそろ寝ようかなというときに、みちこがふと言いました。

「お姉ちゃん、私、30歳まで生きない気がするの」真顔でこう言うのです。

「若いころはけっこうそういうふうに考えるものだよ」と応えると、ううん、と首を振って、悲しそうな顔をしました。

「なんか私、自分の未来が見えないの」みちこは真剣な顔でした。

今でいう「中二病」みたいなものかと思っていましたが、あまりに真剣なのでどうしてそんなふうに思うの?とききました。

「友達と話していても、みんなは未来が明るいように感じるの。私ひとり、この友達の輪からいなくなるんだって予感がして、怖いの」

「そんなオカルトまがいなことを」と笑うと、「お姉ちゃんなら真剣に聴いてくれると思ってたのに」と言いました。

「お姉ちゃんが赤ちゃんを抱いてるシーンも浮かばないの。でもお姉ちゃんは長生きするよ。私は時間がない気がする」

寝る前にへんなことを、と思っていると、「もう、いい」と言って部屋に戻ってしまいました。

みちこは何か感じていたのでしょうか。

ほかにもみちこはテレビを見ていて、お笑いなどを見ながら「この人はこれからヒット作を出して長く芸能界にいると思うよ。だけどこっちの人は今は人気あるけどすぐ消えるね」とよく言っていました。

不思議なことにその予想がよく当たるのです。みちこが「残る」と言った人たちは現在(2014年)では大御所クラスになっています。しみが好きだった歌手やバンドはいなくなっています。

それから、私が柱にもたれて座っていると、すぐ「そんな不自然な恰好をしていると、こつにくしゅになるよ!」というのが小学校時代からのみちこの口癖でした。なんでこつにくしゅなの?と言うと、「わかんないけど、こつにくしゅは怖いんだよ!」と言っていました。テレビの影響かもしれませんが…。

病気になって、私とふたりだけになると、「やっぱり予感が当たったね…」と泣きそうでした。

 

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  • 2019.09.23 Monday
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